「発達障害の僕が・・」と名乗る栗原類さんカッコイイ‼️
「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」栗原類 著 KADOKAWAを読んだ。この本を読んで良かった。この本には三つのスゴい‼️❗️がある。1つ目はニューヨーク市教育委員会の発達障害の審査会
テストではIQテストや行動観察のために学校へ人が派遣されてきたり、担任や英語補習の教師など日常的に関わっている教師からの査定表の提出や、耳鼻科眼科などの専門医から視力聴力などの理由で生活に支障が出ているわけではないとの検査結果の証明書等が提出され、様々な角度からの観察と査定結果を経て教育委員会で審査会を行います。審査会に出るのは親と担任、教育委員会の担当者、精神科医、児童心理学者、第三者的視点で意見を出す他校の教諭、他校の保護者がボランティアで1名で、テストやその他の提出した資料を基に話し合います。そこで類さんはADD(注意欠陥障害)と認定されます。認定されるとNY市に住み続けて公立校に通う限りNY市教育委員会には継続的に支援する義務が発生します。
公費を使って高校を卒業するまでずっとだから、認定そのものに慎重であるとはいえ、日本の現状からみると手厚いしスゴいと言わざるを得ません。
2つ目は学校や家庭の外に信頼できる関係があると、進学などで環境が変化した際にも、安心して相談ができるとして、長期的に信頼関係を築いていける主治医を持つのが最大の武器だと言って、親として主張していることが、正当な主張なのか、それとも親バカのわがままなのか相談してきた賢い類さんのお母さんがやってきたことがスゴいです。
3つ目は自分の脳の癖を知り、焦ることなく訓練し、自分がされて嫌なことは、人に絶対にしない、表情で伝えられない分、丁寧な言葉や行動で伝える、自分を中心にした発想でなく人の輪の中で自分に求められているものをイメージする練習をし、好きなことを掘り下げて、得意なことを伸ばし、今日の「栗原類」を創り上げてきた類くんがスゴいです。
この本は発達障害の子、親、教員全てに様々な示唆を与えてくれる「勇気の書」ですぜひご一読を‼️