15年来の胸のつかえが取れた‼️
今を去ること30年位前、幼児の頃からゲームをして育ってきた子達が小学校へあがってくると、学校がザワザワしてきました。そういう子達は落ち着きがなく、一対一で話さないと意味がわからないのです。当然一対大勢の授業に馴染むはずもなく、立ち歩いたり勝手に外へ出て行ったりします。学校の授業は生徒が座っていることを前提として成り立っています。学力が落ちるのは目に見えています。だので、我が子には小学校に上がってもゲームは脳に悪いと、買い与えませんでした。15年前には研修の講師に「今の小学生は3才の幼児だと思え。中学生は小三だと思え。」と言われて仰天しましたが、その訳が今日理論的に明確に分かりました。 第40回子どものからだと心・全国研究会議のシンポジウムで全国4287名の小中学生に行ったgo/no-go検査で6才男児の6割が大脳前頭葉の不活発型でそわそわ、キョロキョロして落ち着きのない幼さと発達の遅れを示すタイプであることが示されました。
「子どもが危ない!スマホ社会の落とし穴」と題する特別講演で、NPO法人子どもとメディア・代表理事 清川輝基氏は自然の中での外遊びの減少の結果、子ども達の足が育たず、目はガタガタ、体幹を含む筋肉や身体操作能力のレベルが低下し、基礎的人間形成の危機におちいり、脳の劣化が始まっていると主張しました。その論拠として東北大学の川島隆太教授の研究をあげ、仙台市内の小中高校生約7万人を対象に2013年からスマホの使用時間、自宅での勉強時間、睡眠時間、学力調査の成績を調査分析した結果、スマホを使うと、記憶、学習、行動制御、予測などの人間ならではの脳の働きを司どる前頭前野の血流量が下がること、睡眠時間、自宅の勉強時間に関係なく、スマホを1時間以上使ったら、使えば使うほど成績は下がることが分かっているそうです。
今日の会議に参加して、本当に良かった、胸にずっとモヤモヤしていた霧が晴れたようです。ずっと子ども達がちゃんと育ちあがってこないこの国は何かおかしい。何かを変えていかなければ、この国に未来はないと思っていました。気づいたら声を上げて出来ることをして、今よりもっと一人一人が明るいハッピーな顔をして暮らせる世の中にしたいです。日本の子ども達は衣食足りていても、あまりハッピーな顔をしてないと思いませんか?