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2017年11月26日 (日)

教員の献身的努力が治安の良い日本の土台

本日開催された第27回関東甲信越静性教育研究大会で、「1万人を超える犯罪者の心理分析を通して見た現在の性犯罪の動向と対応」と題した記念講演で、東京未来大学こども心理学部長出口保行教授はこう述べている。「性犯罪ばかりに限らないが、犯罪化させない防犯を行うために、動機形成後から始まる意思決定と行動化のいずれかのタイミングで歯止めをかけること、これが重要である。犯罪者は常にリスクとコストを考えている。リスクとは行動化することにより検挙されるリスクの高さ、コストとはその行動を行うことにより失うものの大きさである。そのコストの中に家族、友だち、先生の信頼を失うことが含まれる。その子と関係ある人を結びつけるネットワーク作りの中核をなす教員の献身的努力がコスト感を高めている。犯罪についてより認識を深め、リスクとコストを高めることが性犯罪を防ぐ効果をもたらす。」と。教員の労働疲労が高いのは、頭脳労働より、肉体労働より子ども、その子たちが毎日起こす事件、保護者との対応で心が疲れ、気持ちが疲れ、言いようのない感情疲労が原因であることが多い。それでも多くの教員の献身的努力でこの国の治安が守られていると大方が評価されるなら、このブラックな教育現場の労働状況が少しは改善の方向へ向かうのか な?

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