児童買春・児童ポルノ被害児童を取り巻く環境
WEB110.COMの吉川誠司氏は厚労省平成27年度子ども・子育て支援推進調査研究事業報告書から「被害児童の67.7%が親子関係不調を、43.6%が家出・無断外泊、39.8%が低い自己肯定感の課題を課題を抱えていた。またその保護者もひとり親家庭が36.1%、保護者の心身の不安定状態が27.1%、保護者の無関心が26.7%、経済的な困難が24.4%」と保護者の生活の過酷さを表しているとし、ひきこもりや不登校、虐待など子ども達が抱える問題は社会から孤立することによって深刻化しやすくなるという。精神科医、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、元教師等による組織的な訪問型支援が重要であるとする。家庭が子ども達の温かい居場所でなくなっている現実が、子ども達をネット社会の毒牙の餌食にさせている原因と言える。児童相談所扱いにはまだなっていない子たちにとっても、家庭でのびのび自分をだせている子は一体どれくらいいるのだろうか?
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